C-21団体概要

設立の背景とこれまでの経緯

東京都中小企業振興公社の支援

C-21は、1988年(昭和63年)に東京都中小企業振興公社が主宰する異業種交流グループ第1号として発足しました。
幅広い年代の異なる業種の経営者による交流(情報交換)だけでなく、上記公社の持つ広い企業ネットワークや産学連携事業などを活用できる会です。

チャレンジ精神旺盛な企業集団

発足当社は製造業中心の中小企業経営者の会として、グループ内での共同受注や製品開発、情報交換により各会員が持つ技術や情報を結集させ、新しいモノづくりを創造する共同受注グループとして活動してきました。
その後時代の隆盛とともに変革を重ね、様々な業種が加わることで、設立20年を越える経歴を誇るグループとして継続してきました。
C-21の会員企業は、企業間ビジネスや新規事業構築のための連携など、積極的に活動するチャレンジ精神旺盛な企業集団です。
定例会では、社会や経済情勢などの情報交換に止まらず、お互いが発展していくための積極的な討議を重ねています。

C-21の魅力

20代から70代までのあらゆる年代の異業種経営者が本音でトーク

C-21は毎月第3木曜日に定例会を行い、会員企業間で新しいアイディアや新規に取り組む事業などの近況報告から、経営や技術上の問題で困っている会員の相談まで気軽に情報交換を行っています。
この会は数多くある異業種交流会の中でも珍しく、20代から70代までのあらゆる年代の会員が活発に意見を交わします。熟練された知識と酸いも甘いもかみわけた経験を多く持つ高い年代の会員が、その深い懐で若い世代独自の新しいアイディアや発想を包み込む、まさに現代の日本が抱える「継承」というテーマを、年齢を超えて本音でトークできる仲間として交流しています。
この面白さが他の異業種交流ではなかなか見られないところであり、各方面から取材依頼を受ける要因になっているといえるでしょう。
普段は仕事上でしか付き合うことのない社長とアットホームに酒を飲み交わし、お互いに(時にはグチを)言い合えることは、どちらの年代にとっても通常ではあまり経験できない貴重なシチュエーションです。

会員相互の理解と親睦を深める取り組み

C-21では異業種との交流の場を提供するだけでなく様々な取り組みを行っています。

会員企業の自己紹介
近年新規会員が増加し、各会員の新規事業への取り組みも急増しています。会員相互の親睦や新たなビジネスの創出の一環として、自社をアピールする場を設けています。
会社訪問・工場訪問
会員企業の会社や工場を訪問し、相互に会社を知り合うことでより積極的に相談し合える関係を構築しています。
勉強会や研修会
公社の協力や、その他外部講師による勉強会・研修会なども積極的に行い、会員相互の親睦とともにを深め、新しいモノづくり・新しいビジネスモデルの構築に向けた活動の幅を広げています。
展示会の出展
定例会でテーマや展示内容を話し合い、グループの技術・情報を外部に向けて発信しています。

今後の発展

会員のための真の異業種交流に変貌

会の運営においては、会員企業の特徴を活かしたC-21としての製品開発を行い、共同受注を主な活動として各社が幅広いビジネス開拓ができるグループづくりに注力してきた時期もありました。
現在では、従来の製造業中心からコンサルタントや金融、広告などの異業種が次々と参加し、グループの活性化に繋げています。

外部からの要望には積極的に対応

モノづくりに特化した企業を中心とした当会は、そのスケールメリットを活かし「自社のアイデアを形にして商品化したい」という外部からの要求に対し、定評のある製品開発力を発揮し対応してきました。
今後は、様々な業種・幅広い年代層から形成される前向きな考えをもった会員を増やしながら、より高度で新しいモノづくり・新しいビジネスモデルの構築を会員相互が協力し合いながら活動していきたいと考えています。

財団法人東京都中小企業振興公社支援
異業種交流グループ C-21会長 奥山潤